開発より保全を。

ヒトと生態系のため、未来の横浜のためのプラン。

❶ 緑地減少に歯止めをかける

グリーンベルトの再生…市道建設による緑地の分断により生物の息吹が少なくなった緑地西側の再生。
市道「舞岡上郷線」をバイアダクト化し、暗渠化されている水の流れを復活。水田も復活させることで一層豊かな生態系が戻ります。

❷ 谷戸の生態系を残す

谷戸の水源を残し、ホタルをはじめこの里山に生息する動植物を守る。
ホタル、ホトケドジョウ、オオタカ、カワセミなど多様性に富んだ生き物が住む瀬上沢。一帶を源とする水の流れは、いたち川 → 柏尾川 → 境川 を経て相模湾へと注ぎ、豊かな命を育んでいます。

❸ 適度な維持管理で保全

人の手による適度な維持管理を行なうことで、里山の生態系の健全なバランスを促す。
保全=人の手を入れないということではありません。里山を健全な状態で維持するために人の手を入れることと開発は違うものです。

❹ 都市農園の開設

横浜市の都市農業計画プラン中【取組みの柱2】の「市民が身近に農を感じる場をつくる」の実現。
専門家によるワークショップを開催。里山の自然の中での農的体験は健全な市民コミュニティの育成、そして健康なライフスタイルの実現を可能にします。

❺ 子供たちの里山

子どもたちが里山の自然とふれあえる場として開放。
自然の中で過ごす機会は感性豊かな人間を育みます。また子育て環境の整備は人口増加など横浜市の未来の礎を築くことへつながります。

❻ 調べる、学ぶ、楽しむ

学生や研究機関による、動植物の生態や歴史の研究
160万年前の貝の化石が露頭する瀬上沢。生物学、地質学、点在する縄文〜江戸時代の遺跡の調査・研究フィールドとして保全し活用します。
マルシェやアウトドアイベントの開催
瀬上沢産の野菜・お米・ハチミツなどの収穫祭、横浜地場野菜、畜産物などのマルシェを定期的に開催。瀬上沢の自然を生かしたアウトドアイベントは人気の的となるでしょう。