三浦半島から続く首都圏最後の緑の回廊（多摩・三浦丘陵）のほぼ中央に位置する瀬上沢（横浜市栄区上郷町）は、隣接する円海山・鎌倉アルプスに連なる瀬上市民の森・氷取沢市民の森・金沢市民の森等と共に、都市化が進む横浜に残された最後の大自然です。美しいせせらぎに沿って湿原や草地が広がり、それらを森が取り囲む谷戸の景観が残されています。この緑地は横浜最大のホタルの生息地であり、オオタカ、コサギ、カワセミなどの野鳥たちや蝶、トンボなどの昆虫類など多様な生き物が暮らす自然の宝庫。また縄文時代や奈良時代の遺跡、古代の製鉄遺跡、貝化石など貴重な歴史的文化遺産が多く残されています。